日本独特の美意識を感じた興津坐漁荘記念館は西園寺公望の風雅な別荘

興津坐漁荘(記念館)
1920年に建築された西園寺公望の別荘だった建物

先ず、西園寺公望について調べてみた。
彼は、伊藤博文の腹心で、総理大臣も2期務めた人物。
最後の元老(大日本帝国において、天皇の補佐や、国家の重要事項に関与した重臣)として政界に大きな影響力を持っていたと伝えられている。

そんな西園寺公望の隠居先は、京都から宮大工を呼びよせて建てられ、数寄屋(茶室)にならって装飾をできるだけなくし、質素ながら洗礼された造りとなっている。

オリジナルは明治村に移築され、この建物は2004年に復元されたもの

ほぉ~、本物の侘び寂びと言うことか( ̄ー ̄)ニヤリ


さて・・・・・


西園寺公望が隠居した 風雅な別荘

 

 

 


お手本のような床の間

 

 


当時は居間から三保の松原が見渡せたらしい。
魚釣り好きにはたまらないね。

 

 


縁側の窓ガラスは、明治時代のも
現在のガラスには見られない微妙な歪みが特徴的だ。

 

 


坐漁荘の名は、中国の皇帝が太公望が坐漁(魚釣り)する場に出会い手厚く軍師に迎えたという故事に由来する。

 

 


日向ぼっこに丁度よさそうだ。

 

 


杉皮のメンテナンスは大変なのだろう
ところどころ剥げていた。

 

 

 


家にも欲しいキッチン!
3口炭コンロだぜ。

 

 


侘び寂びの世界
華やかさこそ無いが、落ち着いて清潔な美しさが感じられる。

まさに、日本独特の美意識を感じた興津坐漁荘記念館でした(^^)v

 
■坐漁荘記念館 興津坐漁荘
静岡市清水区興津清見寺町115番地
054-369-2221

利用情報
開館時間:平日10時00分~17時00分、 土日祝日9時30分~17時30分
休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日休館)
利用料:なし

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