葬儀より大変な遠州地方の初盆(盆義理)

初盆・・・亡くなった人をむかえる最初の盆のこと。
遠州地方は全国一と言ってもいいほど初盆が盛んな地域でもある。

普段は質素に暮らし、まつり事には出費を惜しまず、みんなで やらまいか!
そんな遠州地方独特の気質を明確に表しているのが、浜松まつりと盆義理かもしれない。

初盆の家は、豪華な祭壇を自宅に飾り、葬式同様にまつり事を執り行う。

玄関先には家紋を入れた提灯を飾り、わが家が初盆であることを近隣にお知らせする。
葬式は斎場で行うことが多くなったが、お盆だけは今でも自宅で行うのが通例だ。
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さて・・・・・


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リビングの奥につくった6畳の和室が、祭壇や供物で埋め尽くされた。

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実家で供してくれた対の大内行灯は、二重張り!
これ内側に家紋が入っていてカッコ良い!

お盆期間中は、近所の方や、友人、知人の方々が、故人に会いにお参りをしに来てくれる。
これがこの地方独特の渋滞をも引き起こす『盆義理(切り)』の正体だ。

わが家の日程はこうだった。

7/10 寺施餓鬼
寺に行き、初盆宅は壇上にあがり、檀家のみなさまに紹介され、お経を読んでもらう。

7/12 宅施食法要
1.親戚や故人と関係の深い方をお招きし、和尚さんに、お経を読んでもらう。
2.お経が終わったら、葬式と同じように料理や引き出物を振る舞う。
※ 参加者は、葬式と同じように生花や籠盛などをお供えしてくれる。

7/13 迎え火
1.お墓の前で迎え火を焚く(これ知らなかった・・・和尚さんに教えてもらった)
2.自宅前で迎え火を焚く
※ ご先祖さまは、お墓に入っているので、お墓の前で迎え火を焚き、自宅前で焚けば迷わずに帰ってこれると言うこと。特に、わが家のように新築した場合はなおさらだって。

7/13~15
当日
1.盆供に来てくれる方を、喪服を着た親戚縁者が出迎える。
2.盆義理返しのそうめんと、缶のお茶を用意するのが一般的。
※ お茶で接待したいところだが・・・。お茶の替わりが缶のお茶となる。
※ 親戚縁者の食事を用意する。
3.靴を脱がず勘弁に焼香できるよう、焼香場所を屋外にも用意する。
※ 祭壇は真正面に見える場所だったので、皆さんに飾り付けを見てもらえた。
※ この時期、蚊取り線香は必須
※ 盆義理返しの係は妹や娘たち、ローテーションを組まないと大変だ。

7/15 送り火
1.自宅前で迎え火を焚く
2.お墓の前で迎え火を焚く
3.迎え火の燃えかすや、おしょろ様、盆供膳などをお寺に持っていき供養してもらう。

7/16~17 後片付け
1.籠盛りを分解し、お裾分けの準備
2.買い取り物と借り物を区別
3.業者の引き取り
4.精算

と、こんな感じ。

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雑感
葬儀と同じくらい費用が掛かるのは、この地域では普通のこと。
覚悟はしていても、さすがに凄い。
風習が派手なのは、家康の時代かららしい。

でもね、葬儀と違う事があるんだよ。
葬儀は、葬儀社がほとんどやってくれるが、初盆では、自分たちでやらなければならない事が多い!
だから疲れが抜けなかったりする。
宅施食法要の引き出物も自分でセット組しなきゃならないし、盆義理返しのそうめんと、缶のお茶に挨拶状を組まなければならない。
さらには、親戚縁者の食事の手配まで、全ては施主の役割となる。
引き出物は数が知れているけど、盆義理返しは尋常な数ではなかった(;^_^A アセアセ…

それに、挨拶状は、○○家と入っているだけなのに1枚50円だって。ぼったくりだぁ~~!
無事に終わって安堵した初盆でした(-。-) ボソッ

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