2023年4月24日 中日新聞に掲載された。
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五月三〜五日の浜松まつりに向け、今年で発足四十周年を迎える浜松市中区曳馬町本郷の凧揚(たこあ)げ会は記念の十帖(じょう)凧を作った。本郷公会堂近くの広場で二十三日、三・六メートル四方の大凧に糸を結び付ける糸目付けをした。 (小林颯平)
十帖凧は故人と現組長を除く歴代組長十六人が出資し制作。中央に大きく「曳」の印が描かれ、右上には赤色で本郷の「本」という文字をあしらった。初凧では初子の名前を入れる右下の部分に「祝四十周年」、左下には「贈歴代組長」と言葉を入れた。
四十年前から参加する斉藤敏幸自治会長(72)は「東日本大震災やコロナ禍で参加人数が減ったこともあったが、こうやって長年続けることができうれしい」と笑顔を見せた。
この日、二十五人の会員が大凧に穴を開け、二十六本の糸を結び付けた。広場ではラッパや太鼓が鳴り、会員たちは本番に向けて士気を高めた。凧揚げ会の中村哲史組長(52)は「多くの人の思いが詰まった十帖凧。天高く揚がってほしい」と期待を込めた。
三十日には、曳馬協働センターで四十周年を記念したイベントを開く。浜松の市場から仕入れた野菜の販売やバザーがあり、地域住民に記念十帖凧を…
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記者は、小林颯平さん
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