選りすぐりの素材で奏でる料理と日本酒のマリアージュ 誕生祝いは茶懐石 温石

四季折々の料理を堪能したいと思っているが、なかなか予定が合わない。
またまた春になってしまった。

でもさ、訪問できるときが旬の素材と出会える時だもん。
今回も春のお料理を堪能させてもらおう。

お誕生日のお祝いに、招待いただいたのは茶懐石 温石( ̄¬ ̄*)じゅるぅ~

さて、お味は・・・・


卯月の日本酒から、何を選ぼうかワクワクする。

 


アジのキュウリ巻き 梅肉添え

脂の乗ったアジをキュウリで巻いたもの。
これが定番って、とっても嬉しい。

 


上品な巻物には、林 純米吟醸 生。

富山のお酒は、上品な甘みでフルーティ。
選んで正解!

 


同じおちょこで乾杯( ^_^)/□☆□\(^_^ )

 

 


白ミル貝と新玉ねぎの和え物
神馬草(じんばそう)マスタードを添えて。

 


続いて、香川 悦凱陣(よろこびがいじん)
骨太で芳醇な旨みが、しっかりとしたお味のミル貝にベストマッチ。

 


この酒蔵 丸尾本店は、琴平にある小さな酒蔵で、高杉晋作や桂小五郎が潜伏していたらしい。
おもしろいお酒に出会えるのも、温石の魅力。

 


ハナダイと椎茸のお椀には、つるなと柚子
フワフワっとした白身がお上品。

 


ピンボケしてしまったが、
チンチンに熱した鉄串に鱗を押し付け、焼を入れたクロムツ。
この意味が数秒後にはっきりとわかる。

 


鰹と黒むつ 朝浜で積んだ 浜防風 を添えて。

今回も鰹に甘みを感じる。これサスエさんだからなせる業。
そして、焼きを入れた黒むつの皮と身の間の脂がとろけて、それはそれは絶品。

 

 


刺身に合う酒として選んでもらった宮島酒店の信濃錦 超玄
無農薬栽培のひとごこちを精米歩合91%と言うほとんどのお米を残したお酒。

 

 


米そのものの旨味を感じさせる柔らかで滑らかなお味。
しっかり育てたお米を存分に味わってもらおうと、その意図が明確に伝わった。

 

 


アスパラのおかき揚げ
いつもながら、食感が秀逸。

 

 


次に選んだお酒は、石川県 車多酒造の天狗舞 中三郎 大吟醸純生

口に含むと、優雅な甘味を最初に感じ、その後、酸味、辛味、苦味、渋味が次々に現れる。
さすが、能登杜氏四天王の一人、中三郎の名を冠したお酒

 

 


金目鯛 木の芽酢

今回も鱗はパリパリ、身はレアでトロケル美味しさ。
木の芽酢がまた良い。

 

 


はたねねぎの酢みそ和え

 

 


竹の子とアサリのくず餡掛け
優しいお味

 

 


美味しいぬか漬け

 

 


土鍋で春ならではの、おもてなし。
筍の香りと金目鯛の贅沢な炊き込みごはん

 

 


ふんわりとして優しい味付け
これぞ和食。

 

 


味噌汁はあらぶし
良いお出汁

 

 


鰹ごはん

 

 


鯛とアサリのスープごはん

 

 


止めのお酒は、奈良県 油長酒造 風の森 キヌヒカリ457 challenge edition
純米大吟醸無濾過生原酒

グラスでいただくと、絹のような滑らかさと苺を思わせる香が一層引き立てられる。
美味しいお酒だ。

 

 


グレープフルーツと紅茶のゼリー

 

 


かわいらしい竹の子カステラ

 

 


いつものように、閉めのお茶

流れるような所作に見とれながらいただいたのは、薄茶(知覧)
甘味の中にほんのり渋みを楽しめ、さっぱりとした口当たり優しい風味。
ごちそうさまでした。

 

 


卓越したもてなしの空間で、心身ともにしっかりと浄化された。
至福の時をありがとうございます。

 

■茶懐石 温石(おんじゃく)
054-626-2587 完全予約制
静岡県焼津市本町6-14-12

温石懐石・会席料理 / 焼津駅

夜総合点★★★★ 4.0

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